2021年11月26日 しらほサンゴ村で総会が行われ、当会を解散することが議決されました。
総会では、3年間の活動報告のほか、次のような議決を行いました。
まず、住民を代表して原告らが起こした白保リゾートホテル建築差止訴訟の結果、計画地は地下浸透排水には適していないため、開発許可が下りたものの現状では計画通りに大規模な開発を行うことはできないことが明らかになるまでの経過を振り返り、現在もホテル建設計画はストップしたままとなっていることが改めて確認されました。
そして、建設計画が撤回されたわけではないものの、住民の意思に反して進められようとしたリゾートホテル建設計画の中止を求めて行われた訴訟を支援し、白保地域の自然環境や、白保村ゆらてぃく憲章のもとに営まれる暮らしを守るという当会の目的が達せられたとして、当会規約に従って解散が承認されました。オブザーバーとして同席していただいた原告の方々にも、解散について同意していただきました。
その他、議決された議案は次のとおりです。
会計報告 活動費収支残高 ¥66,471-
活動費残高の使い道 白保魚湧く海保全協議会に寄付することに決定。
今後について ホームページとフェイスブックは事務局長の管理のもとに、そのまま維持する。 再び同様の問題が起これば、すぐに連携して活動することが確認された。
以上、ご報告が大変遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
最後に、当会の活動に賛同していただいた個人・団体の皆様、活動費をカンパしてくださった皆様、白保海域での調査を実施・協力してくださった研究者・団体の皆様、訴訟活動にご尽力いただいた皆様をはじめ、さまざまなご支援、ご協力をいただいた皆様に改めて心から感謝申し上げます。皆様からのご支援・ご協力によって、住民の意思に反した大規模ホテル建設計画をストップさせるという成果を得ることができました。総会の決議をもって当会は解散いたしますが、このたびの経験を活かし、発起人一同、白保地域の暮らしや自然環境という財産が損なわれることのないよう今後も取り組むとともに、次の世代にもその思いが受け継がれるようにしていきます。
なお、繰り返しのご紹介になりますが、当会の活動の概要は「報告書ホームページ」として以下にまとめました。白保同様の問題に直面した場合に参考になれば幸いです。
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