4階建てから6階に。石垣市風景計画の高さ制限を9.7m越える建築計画
裁判の答弁として株式会社日建ハウジングより提出された書類は、土地利用計画、排水計画、植栽計画を大幅に変更するものでした。大規模建築物(ホテル棟)の位置、高さも大きく変更が加えられていました。
ホテル棟を部分的に道路近くへ移動させ、高さを最大22.72mに変更しています。石垣市風景計画による建築物の高さ制限は13m。周辺にまったく建物がない中で高さ制限を9m以上も超え、幅が約180mもある大規模建築物を計画しながら、「常に周囲との景観に配慮を行うものとする」と主張しています。高さ制限が強制ではないことを承知の上での非常識な主張です。
私たちは2年前から、光害対策の必要性を指摘してきましたが、依然として保安林で光が遮られる想定で、自主的な光害対策は講じていません。漁や海辺の生物への影響が懸念されます。
海域に悪影響を与える排水計画については、し尿と雑排水を区分して再利用・処理する計画に変更するとなっていますが、開発許可を受けた排水計画がどのように変更されるのかを示す排水計画図面は出されず、また、雑排水についての処理に関する資料もなく、放流先も不明です。
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